昔から、神々の知り得るもっとも美しい場所といわれた、南フランスのローヌ河とデュランス河の間に広がる地域。これが“プロヴァンス地方”です。
マリウス・ファーブル社はこのサロン・ド・プロヴァンスの旧市街にあります。マリウス・ファーブル (ETS. MARIUS FABRE JEUNE) 社が創業した1900年は、やがて多勢をしめる大量生産時代を目の当たりにして、伝統的な手工業がその存亡を問われている時でした。石鹸工場が次々閉鎖されていくのを見たマリウス・ファーブル (Marius Fabre)は私財を投じて、その技術を買い取り、これを集約して、後世に伝えようとしました。マリウス・ファーブル社の業績は二人の息子のフェルナン(Fernand)とアンリ(Henri)に引き継がれ、更にアンリの娘マリー・エレーヌ(Marie Hélène)と夫のロベール・ブスケ(Robert Bousquet)を経て二人の娘達マリー(Marie)とジュリー(Julie)に引き継がれています。
マリウス・ファーブル社は一般事務及び営業部門15名、製造部門15名の家族的な会社です。
|